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Judith LeBlanc

Field Director, Peace Action
No Nukes! Women’s Forum 2013


投下された原爆は、私たちのすべての地域で爆発した

Judith LeBlanc

Judith LeBlanc

平和運動で活動している女性がつどうことは、より公正な世界をめざす世界の運動の真の心と魂がつどうことです。

2010年NPT再検討会議の際、国連への行進の出発集会が始まろうとしていたとき、私は、タイムズ・スクウェアを行き交うニューヨークの人々に、核兵器廃絶を求める署名を粘り強くうったえる新婦人のみなさんの様子を見ていました。

ひとときも手を止めることなく、核兵器による破壊からこの地球を救うために、いっしょうけんめい署名を集めている姿でした。

ベトナム戦争のとき、アメリカの公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師は、言いました。「ベトナムで落とされている爆弾は、私たちの頭の上で爆発しているのだ」と。
キング牧師は、アメリカ政府がもたらしたベトナムの人々の痛みや苦しみが、アメリカ国内の私たちの地域と無関係ではないと言いたかったのです。

キング牧師は、ベトナム戦争は終わらせなければならない、アメリカの戦争と軍事主義は、両国の国民に等しく人間的、経済的被害を与えているからだということを教えていたのです。

国際法や国の主権より軍事主義のルールが優先される世界では、いかなる国の飢餓も気候変動による危機も、高齢者の問題も解決することはできません。

私たちの政府が無人機やオスプレイや巡航ミサイルを購入しなければならないと言うとき、それによって教育や、医療や公共の交通機関が犠牲にされるということを、私たちは知っています。

私たちはそれぞれの国で、女性や労働組合や宗教団体、地域組織、若者や学生を結集する新しい平和運動を作り上げることに全力を挙げなければなりません。

それは、今大量破壊兵器に無駄に使われている資源を、世界が直面しているもっとも緊急の問題を解決し、私たちの家族や地域社会が必要としているもののために使うようにすることをめざす、団結してたたかう運動です。

女性は正義をめざす世界の運動の心であり、魂です。2010年のタイムズ・スクウェアでの新婦人の女性たちのように、母なる地球を核兵器による破壊から救うために、私たちはひとときも無駄にはできないのです!