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セレステ・ザッパラさん(核兵器なくそう女性のつどい)

2008年  

2人ではじめたイラク戦争に反対する「軍人家族の会」は4000家族にひろがりました。来日して日本の女性のパワーにびっくり! もしアメリカに新婦人があったら私の国は戦争しなかったと思います。セレステ・ザッパラ(2008)

セレステ・ザッパラさん

セレステ・ザッパラさん

声をあげる軍人家族の会・声をあげるゴールドスター家族の会(アメリカ)
核兵器なくそう女性のつどい2008 in ヒロシマ


こんにちは。私はセレステ・ザッパラです。フィラデルフィアから来ました。私は今日ここにみなさんとともにいることをとてもうれしく、気持ちがひきしまる思いをしています。私は声をあげる軍人家族の会からのあいさつを送ります。この会は4000人の家族から構成されています。今イラクで戦争に参加している兵士の家族であり、戦争に反対する家族の会です。

私たちは、「今すぐ兵士を国にもどせ、帰還した兵士のケアをせよ、2度とうそで始めた戦争に送るな」と声をあげています。会の会員の多くは、今イラクに送られている兵士の母であり、妻であり、姉妹です。私は母として、祖母としてここにいます。私はみなさんに私の息子がイラクで亡くなったことを伝えるために来ました。息子、シャーウッドの亡骸を埋葬したとき、私たち家族は彼に誓ったのです。この戦争の真実、あらゆる戦争の真実を語ること、いかなる戦争も正当化できないと語ることを。そして私たちは、戦争に反対するだけではじゅうぶんではなく、平和のために行動しなければならないということを学びました。

私は日本に来て、名古屋、京都、大阪、ここ広島で母親たち、被爆者、そして多くの女性や子どもたちからたくさんの話を聞き学ぶことができたことを、とても光栄に思います。みなさんが語ってくださったひとつひとつのことに、感謝します。私は我慢強くあること、誠実であること、そして団結することを、みなさんから学びました。このメッセージを国に持ち帰ります。

私の町、フィラデルフィアで私が通っている教会は、平和のとりくみをしている教会です。この教会の仲間たちが、私が日本にいるということを知って、連帯と平和のしるしとして折り鶴を折ってくれました。ここにその教会の仲間が折ってくれた折鶴の一部を持ってきました。私の心と希望をこめてみなさんに送りたいと思います。そしてその教会には、900の折鶴が下げられているということをみなさんにお伝えしたいと思います。私たちはみなさんのために、みなさんの平和の活動のために、祈っています。

私が幼いとき、私の母はよく私にこういいました。「人々にはとても残酷なことをする力があるけれど、それ以上に人を愛する力をもっているのよ」と。そして私はこの愛こそが、私たちが持っている力だと思います。この力を使って私たちは、私たちの子どもたちに平和な世界をつくらなければいけないし、できると思っています。このたたかいで私はみなさんとともにあります。ありがとう。

 

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