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Akari Izumi Kvamme

Akari Izumi Kvamme

「核兵器ノー」事務局長
(ヒロシマデー集会発言より)

「核兵器ノー」は、1970年代以来、核兵器廃絶を掲げ、多国間の努力を通じて核の廃棄、原子力発電の停止などをめざしているNGOです。

私は人類史上、悲惨な攻撃を受けた母の国・日本と、「平和の国」と呼ばれノーベル平和賞で知られる父の国・ノルウェーが、世界の反核運動の原動力となり、核兵器禁止条約推進の先頭に立つのは当然だと感じていましたが間違いでした。核兵器禁止のための世界の流れに参加も支持もしないノルウェーや日本の政府を心底不満に思います。

現在の右派政権はNATO同盟を弱めると、禁止条約に反対し、核の傘に留まっています。国際的な信頼関係の悪化、核攻撃と事故の危険が高まっている今こそ禁止条約の発効が求められています。核の脅威や時代遅れの抑止論を拒否する多くの若者や若者の政党が、既存の政党に条約参加を求めるよう挑戦しています。未来を担う若者を多く反核運動に巻き込みましょう。

核兵器は気候変動とともに、人類の存亡に関わる重大な脅威です。ひとりで全てをできなくても、何かできることはあります。一緒に立ち上がりましょう。被爆者、子どもたち、母なる地球の未来のために。