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エミリー・ルビーノさん

2018年  

Emily Rubinoニューヨーク州ピースアクション/国際青年リレー行進者
核兵器なくそう女性のつどい2018

私たち2人のエミリーはアメリカのニューヨーク州から来ました。ピースアクションはアメリカで最も古い歴史を持つ草の根の平和団体で、新婦人と長く交流を続けています。昨年、核兵器禁止条約が採択されました。その時期にあわせ、ニューヨークで、平和を求め核兵器廃絶を必ず実現させようという女性の行進がとりくまれました。各国からすばらしい女性たちがつどい、ともに歩きました。私は日本の女性たちの参加を、大変うれしく思いました。そして今度は私が、日本の平和行進、国際青年リレーに参加し、広島市内を行進するという素晴らしい経験をさせてもらいました。レイラと新婦人の皆さんに感謝しています。

私たちのニューヨーク州ピースアクションのオフィスは、小さいけれども素晴らしい女性たちでいっぱいです。とりわけ、2014年に女性平和基金で招待されたサリー・ジョーンズさんが、いまトップの役割を果たしていて、私たちに日本の女性たちの運動のすばらしさ、新婦人の活動についてたくさん話してくれています。今回、国際青年リレーへの参加の話があったときにも、サリーさんが私たちにぜひ行くようにと励ましてくれました。

私がこうしてここに来られたのは、素晴らしい女性たちの活動のおかげだとつくづく思います。私を導いてくれたたくさんの女性たちがいます。そのうちの一人がタイの出身の私のおばあちゃんです。それから私の仕事上の上司、まだ若いのに私たちに組織の大事な役割を与えてくれています。

私は毎年夏に、母の実家のタイを訪れています。そのことによって不平等というのはアメリカだけでなく、世界どこでも、とりわけアジアの女性にとっては共通の問題だということを小さい頃から学ぶことができました。私はまた世界各地を旅行するなかで、社会のなかで阻害された存在、最も弱い立場にある人たちの困難な状況をうち破ろうと頑張っているのは女性たちだということも見てきました。本当に草の根の活動には力があります。私は必ずそういう人たちと話し合って、どんな問題が私たちには共通にあるんだろうと、話し合う機会も得てきています。

私は青年の分科会に参加しました。アメリカの学校教育では、被爆者のことも教わらないし、広島、長崎のこと、原爆投下の実相についても学校で教わりません。実は日本でも同じだと聞きました。

私は大学のキャンパスで学生たちを組織する活動をしていますが、女性のつどいでもらったエネルギーや連帯の気持ち、私が実感したことすべてを持ち帰って、平和のために活動している大学生たちと、共有したいと思っています。

 

 

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